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Wednesday February 01 2017 category:

軽く読める本も好き

昨日ふと「エンゼルハート」を思い出し、原作本である『堕ちる天使』が読みたくなって探したんですが、どうも売り払ったようで(バカ…私のバカ!!!)、1時間かけても見つからない(;ω;)
それで、ハヤカワNVつながりで『機械仕掛けのオレンジ』を読もうと思ったら…これも見つからない…ああ…
手放した本を読み返したくなった時、電子版でも紙媒体でもすぐ手に入るといいですけど、そうじゃないと非常に切ない気持ちになりますね。
ああでも『機械仕掛けのオレンジ』は手放すわけがないんだけどなあ…どこにあるんだ…



一時とてもたくさん訳本が出て買い集めた作家さんに、ディーン(・レイ)・クーンツがいます。
『心の昏き川』あたりで、あまりの暗さにつらくなって離れてしまったんですが、突然最近また読みたくなって新刊を探してみました。
が、発刊された形跡はある(?)のに、近所の本屋では扱いがない。
近頃は翻訳ものの文庫は、あっという間に店頭から消えるものが多いです。
(つらい)
クーンツはアメリカではベストセラー作家さんなんだけどなー…あまり日本人好みじゃないのかしら?
ないのはしょうがないので、手持ちのを順番に読み返しています。


以下、クーンツ作品に対して、かなり?のネタバレがあります。
未読小説のネタバレがお嫌いな方はご覧にならないほうが良いかも…です。




ライトニング (文春文庫)

ライトニング (文春文庫)

  • 作者: ディーン・R. クーンツ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/08/06
  • メディア: 文庫


90年代中盤あたりまで(その後は知りません…)に日本で発売されたクーンツは、とにかくワンパターン。
大いなるワンパターンです(笑)
何か事件が起こって、微妙な歳のヒーローが試行錯誤しながら解決して、必ずハッピーエンド。
基本的にヒロインとはうまくいきます。


日本でクーンツが流行っていた?頃、スティーヴン・キングがとても読まれていて、どちらも「アメリカのモダンホラーのベストセラー作家」ということで比べられたんでしょうけど、キングに比べてクーンツは話に深みがないとか、ありきたりだとか、そんなふうに言われてたように思います。
で、当時私は反論する言葉を持たなかったんですけど、今なら!今なら言います…
「そこがいいんじゃないかー!!!!!」

ここ1週間のニュースを見ても理不尽なことばかりの世の中ですが、小説の中だけでも「正直者は救われる」とか「小さな子供には助け手が現れる」とか「努力は報われる」とかそういう世界だと信じられるのは、気持ちが楽じゃないですか!
いやまあ、そういう願望充足小説的なところが批判の対象だったのかな…というのはわかるんです。
でも、でも、不幸なことが起こって、理不尽に人が殺されたり、痛めつけられたり、努力が徒労に終わったりとか、心が疲れているときには読みたくないのです。
(元気な時はそういうのも楽しく(?)読みますが)


そこで『ウォッチャーズ』です(*´ω`*)

ウォッチャーズ〈上〉 (文春文庫)

ウォッチャーズ〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: ディーン・R. クーンツ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1993/06
  • メディア: 文庫


ほかのはわりとリニューアル版が出てたりするのに、なんでこれはないんだ…
ゴールデンレトリバーが出てくるんですけど、この犬が…犬がいいのですよ。
猫派の私ですけど、この本を読むと大型犬を飼いたくなります(笑)
適度にハラハラドキドキしながらも、ハッピーエンドに終わります当然。
犬の愛情がもうたまらん…という読後感。
アウトサイダーの扱いはなあ…かわいそうすぎだったけど…
MOTHER3』のぎゃくしゅうキマイラぐらい振り切れてればよかったのかも。
いやでもアウトサイダーの執着がなければこの小説は成り立たないだろうし…しょうがないね…




ミッドナイト (文春文庫)

ミッドナイト (文春文庫)

  • 作者: ディーン・R. クーンツ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1991/01
  • メディア: 文庫


これも新版がない…
これ、ナノチップ(だったかな?)に脳やら身体を乗っ取られて、「怖い」という感情しかなくなってしまった人が出てくるんだけど、彼らはその「怖い」を忘れるためにいろんなことをするのです。
暴力におぼれたりとかね。
コンピュータと融合したの楽しそうでした。
いや、彼は楽しくないんだろうけど。
私が逃避するならあれがいいな。

これは、狂った天才がナノチップを開発して、自分の居心地のいい理想の世界を作るために、自分の会社のある(支配下にある)田舎の町の住民に次々に注射していくが、それに気づいた主人公組が反撃して…というこれだけの話です。
ラストあたりのヘリコプタが突っ込んでく件が好きすぎるのと、あとはベトナム退役軍人の人(主人公組のひとり)がいいキャラクターで…でもあれ、どんな言い訳してもピーピングだよね…と思うんですけど、彼も最後は(多分)人生を取り戻してめでたしめでたし。

そういや、これにも犬が出てきます。
ベトナム退役軍人さんが障碍を抱えていて、介助犬と一緒に暮らしているのです。
この犬もかわいいですよ(*'▽`)
クーンツは犬をかわいく描くのうまいです。


あとは『戦慄のシャドウファイア』とか『邪教集団トワイライトの追撃』とかも本棚にはあるんですが、あまり記憶にないや…
掘り返して発掘できたので、近々読んでみようと思います。
それにしても一緒に買っていたはずのキングはどこへ行ったのか…
電動スライド式書架がほしいわ…本当に。


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